更新日:2019年1月23日
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愛犬と戯れているときに体に違和感が。

もしかしてこれは……皮膚病?!

犬_睡眠

強いかゆみや炎症を起こす皮膚病は、犬がかかりやすい病気の1つ。
だからこそ飼い主としてはしっかり予防しておきたいところですよね(`・ω・´)ゞ

 

皮膚病予防にはシャンプーを使った予防法がとても効果的です!
そこでシャンプーによる予防法を中心に、症状の種類や治療法、他の予防法などを分かりやすくまとめてみました。

 

効果的な皮膚病対策の仕方を覚えれば、愛犬の皮膚の健康を保てますよ☆彡

「皮膚病かな?」と思ったら

皮膚病の症状や兆候、そして治療に関する情報をまとめました。

いざ発症してしまったときのためにも、ぜひ目を通しておいてくださいね(`・ω・´)ゞ

この傾向が見られたら皮膚病の可能性アリ

犬が皮膚病を発症させると、その体に異常が現れたり普段と様子が違ったりと何らかの兆候が見られるようになります。

皮膚病を発症させた犬に見られる症状をピックアップしました。

この様子が見られたら皮膚病の疑いアリ!
よく体を掻くようになった
皮膚が赤みを帯びている
皮膚に黒いかさぶたのようなものができている
指の間を舐める/噛む
毛並みが悪くなった
よく毛が抜けるようになった
元々肌が弱い

愛犬の行動や様子が上の項目に1つでも当てはまる場合は、皮膚病の疑いがあります(*_*;

 

「わたしの愛犬、皮膚病にかかってるのかな……」と思ったらすぐ行動に移しましょう!

ポメラニアン

異変に気付いたら病院で検診を

もし愛犬に皮膚病の疑いを感じたら、すぐに病院に連れていきましょう。そこで皮膚病であることが判明したら、原因に応じた治療が施されます。

 

治療に使われる薬の種類と、その対象となる皮膚病の種類や特徴は以下の通りです(`・ω・´)ゞ

犬の皮膚病に使われる薬の種類
●内服薬
口から飲むタイプの薬です。犬の皮膚病治療では一般的な療法です。
〈対象となる症状〉かゆみ/炎症/細菌感染症など
〈薬の種類〉ステロイド剤/免疫抑制剤/抗生物質など

●外用薬
患部に塗るタイプの薬です。強力な抗炎症作用があります。内服薬同様、こちらも皮膚病治療では一般的な部類に入ります。
〈対象となる症状〉炎症
〈薬の種類〉外用ステロイド剤

●注射薬
薬が飲めなかったり塗れなかったりする犬に使う薬です。内服薬や外用薬に比べ副作用が出にくいというメリットがありますが、効果が出るまでに1ヶ月ほどかかるという懸念点があります。
〈対象となる症状〉犬アトピー性皮膚炎
〈薬の種類〉犬インターフェロンγ

これらの治療は、病院の先生がワンちゃんを診断し、皮膚病の原因や症状を診てから打診します。
犬_診察
各治療法でメリット・デメリットがあり、また必要となる費用も違ってくるので、各治療法の特徴や費用面を先生と十分相談してから決めるようにしましょう。
下のほうに皮膚病治療に関する費用の項目及び平均費用を出したので、参考にしてくださいね☆彡
  • 初診料…800円~2,000円
  • 診察料…500円~1,000円
  • 血液検査や細菌検査など…18,000円~40,000円
  • 採血料…1,000円
  • 内服薬…1,000円/1週間
  • 外用薬…1,000円~3,000円
  • シャンプー…1,000円~3,000円

 

【覚えておこう!】ステロイドってどんな薬?
ステロイドは様々な症状の治療に使われる薬剤で、動物用のものはそのほとんどが「副腎皮質ホルモン」と言われるものです。
副腎皮質ホルモンは犬が発症させる様々な病気に用いられており、特に抗炎症作用(炎症の治療)には劇的とも言える効果を発揮します。
他にも、アトピー・アレルギーによって起こるかゆみや関節炎による痛みを抑えたり、低血糖を予防したりと、様々な役割・働きをしてくれます。

ステロイドに対して「副作用が怖い」と思っている方も多いと思いますが、まず大前提として全ての薬に副作用があります。
ステロイドに関しては
・多飲多尿(水を飲む量と尿の量が増える)
・食欲増進
・脱毛
などの副作用が主です。薬剤依存になったり命を落としたりというケースに見舞われる可能性は極めて低いです。
獣医師の方もそのような見解を示しています。
使い方さえ誤らなければ、ステロイドは神の薬であって、決して悪魔の薬ではありません。よほど長期にわたって連用しない限り、人間のように、『ムーン・フェイス(顔がまんまるになる)』になったり、胃潰瘍になったり、極端な免疫不全になったりする事もありませんし、ステロイドがなければよい状態が保てなくなる、いわゆる『薬剤依存』になる事もありません。
せいぜい、水を多く飲んだり、食欲が昂進したりする程度です。
ただ、ステロイドの使用にあたって獣医師の言いつけを絶対に守ること、愛犬の状態をよく観察しながら使用することは徹底するようにしましょう!

毎日のコミュニケーションが早期発見のカギ

犬の皮膚病は薬の投与や食事療法などで治療できますが、完治するまで長期間かかりますし、またそれに伴い費用も発生します。

 

飼い主としての一番の皮膚病対策は、愛犬と毎日コミュニケーションを取ることです。
愛犬と毎日遊んだり様子を見たりすることで、愛犬の体の異常や何気ない行動の変化に気付いたりできるからです。

犬にとってはストレスの緩和になりますし、飼い主にとっても良いスキンシップになりますよねU^ェ^U

ポメラニアン_女性

もしそこで何らかの変化や異常が見られたら、すぐに動物病院に診せに行きましょう。

皮膚病の疑いが見られなくても、定期的な健康診断は病気の早期発見や体重管理などに役立ちますよ☆彡

皮膚病予防にはシャンプーがおすすめ

皮膚病の予防法の1つに「シャンプーでの洗体」があります。

実はコレ、皮膚病予防に非常に効果的なんです。

 

その理由やシャンプーを使った犬の正しい洗い方を紹介します╭(๑•̀ㅂ•́)و

犬用シャンプーで皮膚病を防ごう!

人間が髪の汚れや皮脂を洗い落とすためにシャンプーを使うように、犬用のシャンプーも被毛を清潔にしたり艶を出したりと、ちゃんとした目的&効果があります。

犬用シャンプーの効果・メリット
・被毛に付いたホコリや雑菌を落とせる
・体臭がキツくなることを防げる
・ノミやダニなどのアレルゲンを落とせる
・毛並みを良くできる
・皮膚病予防ができる

汚れを落としたり毛並みを良くしてくれたりできるだけでなく、皮膚病予防に役立つというのはとても魅力的ですよね。

 

シャンプーは犬の健康維持に大いに役立つ存在なのです(`・ω・´)ゞ

皮膚病予防に役立つのはどんなシャンプー?

犬用のシャンプーには様々な種類があります。

その中で皮膚病予防に適しているのは「抗菌シャンプー」というタイプのシャンプーです。

シャンプーの種類 主な特徴 対象の犬
美容系シャンプー 「ノーマルシャンプー」とも言われるタイプのシャンプー。

被毛の汚れを落としたり香りを付けたりするのに効果的。

・普通肌の犬
薬用シャンプー 薬用成分が使われているシャンプー。

皮膚アレルギーや皮膚炎などの皮膚トラブルに対応している。

・肌の弱い犬
・皮膚病を抱えている犬
オーガニックシャンプー 農薬や化学肥料が使われていない、無添加のシャンプーです。

価格こそやや高価ですが、安全性はかなり高めです。

・あらゆる肌タイプの犬
ドライシャンプー 水を必要としないシャンプーです。

ケガや病気時など、何らかの理由で体を濡らせないときや短時間で洗体したいときに便利です。

・体を濡らせない犬
抗菌シャンプー 抗菌性に優れたシャンプーです。

皮膚病の原因となる有害な細菌や真菌(カビ)などを犬の体に寄せ付けない働きをしてくれます。

・皮膚病を予防したい犬
・皮膚病を抱えている犬

抗菌シャンプーと一口に言っても、製品によって内容量や価格、香りなどに違いがあります。

また、表上では薬用シャンプーと抗菌シャンプーを分けて紹介していますが、抗菌シャンプーの中にも薬用成分が使われているものもあります。

 

そこで私のおすすめ抗菌シャンプーをいくつかピックアップしました。
次のコンテンツで紹介します╭(๑•̀ㅂ•́)و

皮膚病予防におすすめのシャンプーランキング

皮膚病予防に役立つ抗菌シャンプーの中から、おすすめ度の高い製品をピックアップしてみました。

おすすめ度の高い順にランキング形式でご紹介します!

【薬用】酢酸クロルヘキシジンシャンプー/フジタ製薬
★Amazon犬用シャンプーの売れ筋ランキング1&ベストセラー商品
★リーズナブルな価格
おすすめ1位はフジタ製薬の酢酸クロルヘキシジンシャンプーです。
皮膚病の原因となる細菌や真菌(カビ)などをはじいてくれるだけでなく、皮膚や被毛の洗浄効果にも優れているという特徴を持っています。
皮膚病予防に高い効果性を持っていながら、低刺激で有効性長め、そして低価格と、たくさんのメリットを持っている抗菌シャンプーです。
商品名:酢酸クロルヘキシジンシャンプー
価格:1,200円(税込み/Amazon価格)
内容量:200g

【薬用】ノルバサン シャンプー0.5/キリカン洋行

★コンディショナー入りだからコンディショナー・リンスが不要
皮膚の健康維持のために作られた抗菌シャンプーです。
クロルヘキシジンはキツい臭いが無く、また刺激性も低くて安全性が高めです。
ノルバサンシャンプーはコンディショナー入りなので、皮膚病予防と毛並みサラサラ&フワフワの2つの効果が同時に得られるのが嬉しいですね^^
価格がやや高いのがネックですが、多くのユーザーから評価を得ている人気製品です。
商品名:ノルバサン シャンプー0.5
価格:1,999円(税込み/Amazon価格)
内容量:200ml
【薬用】ヨードシャンプー/フジタ製薬
★保湿効果を持つアロエ末を配合
1位で紹介した酢酸クロルヘキシジンシャンプーと同じメーカー(フジタ製薬)から出ている製品です。
こちらはクロルヘキシジンの代わりにポピドンヨードが使われています。ポピドンヨードは人用のうがい薬や皮膚・粘膜の消毒剤に使われる成分で、抗菌に高い効果を発揮してくれます。
体臭の除去肌の保湿など酢酸クロルヘキシジンシャンプーに無い特徴を持っていますが、刺激性が強めであることと価格が若干高めであることを考慮して3位にしました(´ω`)
商品名:ヨードシャンプー
価格:1,634円(税込み/Amazon価格)
内容量:200ml

シャンプーによる皮膚病予防効果をより高くする方法

犬の皮膚病予防に役立つシャンプー。

今現在シャンプーを使って体を洗ってあげている、という方もいると思いますが……

それ、本当に正しいやり方ですか?(`・ω・´)ゞ

女性_人差し指

ワンちゃんへのシャンプーには正しいやり方があります!

そこで、トリマーである私が犬用シャンプーを使うときのポイントをお教えします!
このやり方を守れば皮膚病予防の効果をより高められますよ☆彡

シャンプーの頻度について

シャンプーの頻度の目安は以下の通りです↓↓

  • 夏場…週1~2回
  • 冬場…月1回

夏場でのシャンプーの頻度が多い理由は、暑い時期になると肌にベタつきが見られるようになるためです。
ベタつきの原因は余分な皮脂やフケなどですが、この状態を放置するとマラセチアをはじめとする常在菌が繁殖し、皮膚炎を発症する恐れがあります。
それを避けるためにも、夏場は週1~2回のペースでシャンプーをしてあげましょう。

冬場は夏場ほど肌がベタつくことが無いので月1ペースで構いません^^

トリマーが教える上手なシャンプーの仕方

  1. ブラッシング
    水で濡らす前にやさしく丁寧にブラッシングをしてあげます。ここで被毛のほつれやホコリを取りましょう。
  2. 被毛全体を濡らす
    シャワーを使って、ぬるま湯で被毛全体を濡らしていきます。
  3. シャンプーで被毛を洗う
    シャンプーを適量取り、手で泡立てた上で被毛を洗っていきます。皮膚になじませるようにやさしく洗ってあげましょう。
  4. シャンプーの成分が浸透するまで待つ
    シャンプーの成分が被毛や皮膚に浸透するよう、泡を流さずにそのままで数分間待ちます。
  5. シャンプーを洗い流す
    ぬるま湯でシャンプーを洗い流しましょう。すすぎ忘れがあると被毛や皮膚がベタつき、それが皮膚病を生むこともあります。
    全身抜かり無くきれいにするよう意識しましょう!
  6. 乾かして終了!
    タオルで体を拭き、乾いたら終了です。ドライヤーを使用する際は距離や乾かし過ぎなどに注意。

犬_シャンプー

愛犬へのシャンプー ここに注意!

犬にシャンプーをするときの注意点をまとめました。

しっかり守って、愛犬の肌にやさしくアプローチしてくださいね╭(๑•̀ㅂ•́)و

シャンプーをするときの注意点
●やさしいシャンプーをしよう
犬の皮膚はかなり薄いです。人の表皮が10~15細胞層でできているのに対し、犬は3~5細胞層。
そのため、ガシガシと洗ってしまうとすぐに傷ついてしまいます。
シャンプーをするときは、自分の手でしっかり泡立て、やさしく洗うよう心がけましょう。
犬_人 皮膚引用元:動物と人の皮膚って違いについて獣医皮膚科専門医が解説します | ペットのひふ科
●ワクチンを接種した日はシャンプーNG!
ワクチン接種時は犬の体に負担がかかってしまっているので、シャンプーをしないようにしましょう。もちろんその他の激しい運動もNGです。
最低でも2~3日期間を空けてからやるようにしましょう。

シャンプー以外の効果的な皮膚病予防法

犬の皮膚病予防にはシャンプーがとても効果的ですが、これは方法の1つに過ぎません。

そこで、シャンプー以外の効果的な皮膚病予防法を紹介します(`・ω・´)ゞ

ブラッシングで皮膚病予防!

ブラッシングは愛犬の被毛や皮膚の状態をチェックするのに良い行為の1つです。
ブラッシングをすることで風通しが良くなり、ノミやダニのチェックや色合いの変化などに早急に気付くことができます。

また、肌が刺激されて新陳代謝が促進されるという効果もあります。

何よりブラッシングは、皮膚病の予防法である以前に飼い主と愛犬にとってのスキンシップにもなりますU^ェ^U
なるべく毎日やってあげて、愛情を与えながらじっくりチェックしましょう^^

普段の食事で皮膚病予防!

ドッグフードを通して皮膚の健康維持を図り、皮膚病予防に役立たせるという方法もあります。

犬の皮膚の健康維持に役立つのは、オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などの成分です。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の特徴
◎オメガ3脂肪酸
被毛・皮膚の健康維持アレルギー症状の緩和アトピー性皮膚炎の改善などの効果がある。
◎オメガ6脂肪酸
オメガ3脂肪酸同様、被毛・皮膚の健康維持効果がある他、血流改善コレステロール値の低下なども望める。
不足すると皮膚の健康状態が悪くなったり発育不全などにかかりやすくなる。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が原材料に含まれているドッグフード製品は決して珍しくありません。
今与えているドッグフードに含まれているか調べてみて、もし入っていなければ原材料に使われている製品を探しましょう╭(๑•̀ㅂ•́)و
窓際_女性
健康維持という意味ではたんぱく質の摂取も忘れてはいけません。
たんぱく質は、皮膚をはじめ筋肉や被毛、内蔵などの健康維持に欠かせない栄養素です。
ただ、たんぱく質の中にはアレルギーを起こしやすいものがあります。
牛肉・豚肉・チキンはその代表例ですね(`・ω・´)ゞ
これらの肉類によるアレルギー性が気になる方は、アレルゲンになりにくいラム肉や鹿肉などが使われているドッグフードを使うとよいでしょう。
皮膚の健康維持に良く、かつアレルゲンになりにくい魚をたんぱく源としているドッグフード製品を与えるのも1つの手ですね(`・ω・´)ゞ
とは言えアレルゲンが何かは犬によって違います。
新しいドッグフードに替えるときは、体調や行動に異変が無いか、様子を見ながら与えるようにしましょう!

まとめ

この記事のまとめ
◎皮膚病予防には抗菌シャンプーがおすすめ!
◎皮膚病の疑いを持ったらすぐに病院へ
◎ブラッシングやドッグフード選びで予防効果を高めることができる!
最後まで読んでいただきありがとうございました('ω'*)
「予防に勝る治療なし」という言葉がありますが、これは犬にも言えることだと思います。
普段から予防をしておけば、愛犬の皮膚を健康な状態に保つことができます。
シャンプーを使った予防法を中心に、この記事で紹介した情報を愛犬の皮膚の健康維持に役立ててくださいね╭(๑•̀ㅂ•́)و
みなさんの愛犬が、長く健康でいられますようにー
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