
飼っているヨークシャーテリアがご飯を食べない!
そんなお悩みを抱えている人は結構多いんです。
- 食べないだけではなく胃液を吐く
- ご飯は食べないのにおやつ・ヒトのご飯は食べる
思い当たることがありませんか?
これらの原因は、実はご飯の与え方や習慣にあるんです。
そんなご飯を食べない愛犬にお悩みの方必見!
本記事で食べない理由・食事の与え方をチェックして、愛犬の健康を守りましょう。
Contents
ヨークシャーテリアがご飯食べない!その理由とは
ヨークシャーテリアがいつも出しているご飯を食べない。
「元気そうなのになぜ?」
ご飯を食べなくなったときは、ご飯の量や種類・与え方を振り返ることが大事。
思い当たった原因から対策方法を試してみましょう♪
与え方と回数に問題がある
ご飯を与える時には、犬ちゃんに合わせた分量と食事回数を考えましょう。
ヨークシャーテリアは小型犬で、一回の食事量は多くありません。
盛っている量が多くないか、食事回数に問題ないかも確認してみましょう。
量が多いと考えられるのは?
1回の量が多いときに考えられる問題や、その理由・対策を見てみましょう。
- 餌を残す
- 餌を吐く
- 満腹
- 残した餌が酸化している
- ニオイが薄くなっている
食いつきの良さにはニオイが影響しています。
酸化したニオイは、「傷んでいるかもしれない餌」と判断されます。
また、餌をそのまま長く置くと食欲をそそるニオイも薄くなります。
食いつきが悪いときには、ご飯の出し方にも注意しましょう。
- 犬ちゃんに合わせた1日分の量の目安を確認する
- 1回に1日量を与えて出したままにしない
- 1回の量を少なくして、適度に分けて与えるようにしましょう
食事の回数が少ない
食事の回数が少ないことで起きる問題、その理由と対策をチェックしてみましょう。
- 丸呑み・早食い
- 胃液を吐く
- 空腹時間が長く、空腹状態でがっついてしまう
- 胃酸が多く出て胃粘膜に負担がかかる
食事回数が少なく、空腹時間が長すぎると体への負担が増えます。
強い空腹を感じると、出されたご飯を一気に早食いしてしまいます。
のどに詰まっての窒息・胃でフードが膨らむことで吐き出しのリスクがあります。
また空腹状態が長く続くと、胃酸が過剰に分泌されて胃の粘膜を荒らします。
胃液を吐くことは、食道やのどにも負担がかかります。
- 空腹時間が長くならないように餌を出す。
- 餌の回数を2回~3回など適度に分ける。
餌の消化性が悪い・食べにくい
餌のサイズや硬さなど、消化や食べにくさで考えられる問題・理由・対策を考えてみましょう。
食事の回数が少ないことで起きる問題、その理由と対策をチェックしてみましょう。
- 飲みこめない・詰まる
- 硬く飲みこむのが難しい
- 胃で一気に膨らむことでの吐き出し
- 餌の粒サイズが大きい
- 体質や年齢に合った餌の状態でない
- 水を吸って膨らみやすい穀類成分が多い
粒のサイズが大きく硬いとのどに詰まったり、うまく食べられないことがあります。
粒が大きいと歳をとって飲みこむのが困難になることや、消化不良での嘔吐も考えられます。
また硬い状態ドライフードは、あごの弱いシニア犬やまだ発達していない子犬には食べにくいです。
早食い・餌の膨張による吐き出し予防には、水やお湯でふやかすなど与え方に工夫してみましょう。
- 月齢や体の大きさに合った餌選びをする
- ふやかすなど年齢や性質に合わせて出し方を変える
- 消化に負担が少ない低炭水化物・高タンパク質フードを選ぶ
より詳しくヨークシャーテリアが吐く理由や適切な餌選びについて知りたい方はこちら!
餌が口に合わない
- おやつやヒトの食べる物をねだる
- 餌を食べないことでの栄養不足
- 肥満
- 食べなければ、よりおいしい餌が出てくると知った
- 味の好みが変化してしまい口に合わなくなった
- ニオイが少なく好みではない
おやつだけ食べる・餌に食いつかないときは食習慣に注意!
ドッグフードを食べないからとおやつや、ヒトのごはんを与えるのはダメです。
ご飯食べない⇒「もっとおいしいものが出てくる」と学習させると、食事をえり好みします。
ヒトのご飯を与えると濃い味つけやニオイに慣れてしまい、犬用のごはんを食べなくなります。
高カロリーで塩分・糖分が多い食事は、肥満や腎臓の障害にもなりやすいです。
- ヒトのご飯など人間用のものは与えないこと
- おやつ量を増やしたり、食べないからと高カロリーフードに変えない
- ドッグフードを食べない時は、水を加えて温めてニオイを出すようにする
ヨークシャーテリアがご飯を食べない時の注意習慣
餌のえり好みや体に合っていないご飯じゃないのに食べてくれない。
そんな時は与え方や習慣に注意を向けてみましょう。
やり方や習慣を変えることで、同じ餌でもちゃんと食べてくれるようになります。
常に餌が自由に食べられる状態にしている
飼い犬にとっては、狩りをしなくても食事が決まった時間に出てくる安心があります。
そのため、常に餌が入っている環境にいると「今食べなくても後で食べられる」と考えます。
ご飯への食いつきが悪くなるので、 食べない時は片付けるようにしてみてください。
*餌を出してすぐ片付けるのが難しい!
仕事に行く前などは片付けまでの時間がないということもありますね。
そんな時は自動餌やり機がおすすめです。
時間と量を決めて出せるので、少量ずつ決まった時間に出す設定をしておきます。
決まった時間で少量ずつ出すようにごはんの出し方を工夫をしてみましょう。
室内だけで過ごしていて、運動量が少ない
運動量が少ないと使うエネルギーも比例して少なくなります。
エネルギーが大きく減らないので、お腹が空かない・食が細い要因になります。
食欲だけでなく、健康のためにも運動は適度に行わせてください。
- 散歩時間を増やす
- 運動・遊ぶ時間を増やす
*運動を増やしてあげられない時
運動しないので、低カロリーで高タンパク質のごはんを与えるようにしましょう。
年齢や犬種に合わせて、適切な栄養を兼ね備えたフードを探してみてください。
ヒトが食べる物を与えてしまう
ヒトのご飯は、犬には味もニオイも強く大変魅力的なものです。
しかし、濃い味に慣れると犬用のご飯を食べなくなり、 肥満や腎臓・肝臓病リスクが発生します。
あげるのは犬用のご飯だけにし、与えるおやつ量にも注意しましょう。
- ヒトの食べ物は与えない
- おやつの量に気を付ける
*鳴いたりするので、ついあげてしまう
ヒトの食事は犬の健康には良くないです。
塩や砂糖・調味料など、人間が分解できる成分でも、犬には分解できない成分もあります。
それらは犬にとって、腎臓や肝臓への大きな負担になります。
長く一緒にいたいなら心を鬼にして無視してください。
心苦しいかもしれませんが、無視を続けると「鳴いても、ヒトのご飯はもらえない」と学習します。
与え方の工夫!食べさせるポイントと健康を守るケア
与え方を変えても、ヨークシャーテリアがご飯を食べない!
そんなときは、与える餌にも手を加えてみましょう。
餌の与え方の工夫で、食べさせるようにするポイントをご紹介します!
高タンパク質で良質なフードにする
運動量が自分の都合で増やせない場合や、食事の回数を増やすのが難しい・・・。
特に一人暮らしだと仕事の都合などもあって、犬ちゃんに構えない時間が多い日もあるでしょう。
回数分けする時間に不在だったり、自動エサ入れを警戒して食べなかったりなど思い通りにいかないことも多いです。
そこでおすすめなのは、高カロリー・高タンパク質で少ない量でも栄養が取れるようにすることです。
遊びたいなど気分によってすぐに食べない・量を食べないタイプの犬ちゃんにもおすすめです。
食が細くても適度にエネルギー・栄養を摂れるように与えられるので取り入れてみましょう。
※高カロリー・高タンパクのフードは、与える量・回数に注意して肥満にならないようにしましょう。
食感の違う食材を取り入れる
ヨークシャーテリアは、本来は食欲旺盛な犬ちゃんです。
ニオイ・噛み応えなど異なる食感で 食事の興味・くいつきを良くする方法も効果的ですよ。
ヨークシャーテリアが好きな食べ物、ゆでた鶏ささみなどを混ぜるのも良いですね。
また食感の違いが出すと、歯を使って裂くなどあごや口の筋肉・歯の健康にも繋がります。
ふやかす・水分量を増やして消化促進
子犬や老犬にご飯を与えるときには、餌の硬さをお湯や水で調整し食べやすくします。
ふやかす・水分量を多くすることは、ほかにもメリットがあります。
- 飲みこみやすく消化がされやすくなります。
- ドライフードが胃腸で水を一気に吸って膨らむことを予防でき、吐き出し予防。
- ふやかして温めることでニオイをさせて、食いつきを良くする。
普段のご飯を食べなくなったり、少し時間が経つと残すようになったときには試してみてくださいね。
餌の与え方で予防できる!?ヨークシャーテリアに多い病気
犬ちゃんにできるだけ健康で長生きしてほしい。
それは飼い主みんなの希望ではないでしょうか。
食事で将来の病気を予防できたらいいなと思いませんか?
ヨークシャーテリアに多い病気と、その予防に対応したご飯の与え方についてご紹介します!
脱臼・関節
ヨークシャーテリアをはじめとした家庭用小型犬に多いのが、関節のトラブルや脱臼です。
ひざの関節などがずれ、痛みから足を引きずるなどの症状が出ます。
滑りやすいフローリングや階段や家具の段差など関節への負担が大きいことが影響しています。
また室内で飼われていることで運動量が少なく、筋肉が弱りやすいところにも注意が必要です。
食事面の予防では、骨密度を上げるカルシウム・筋肉を作るタンパク質を意識した食事がおすすめです。
肥満
肥満による体重増加は関節への負担や足腰の普段が大きくなります。
多頭飼いの場合も、別の部屋で与えるなど食事の時には量や質に注意して与えましょう。
高カロリーすぎる物を与えない・与えるときはしっかりとカロリー管理や栄養を考えて取り入れます。
適度な運動や散歩などにも連れ出し、きちんとケアしてあげてください。
低カロリー・高タンパク質な、穀物配分が少ない食事・ダイエットフードなども取り入れてみましょう。
腎臓・肝臓病
分解できない毒素は腎臓や肝臓へ悪影響を及ぼすリスクがあります。
ヒトは体に数多くの解毒酵素を持っています。
しかし、ヒトに問題がなくても犬ちゃん達には分解できない成分も数多くあります。
ヒト向けの食事や食材・加工食・ドライフードの添加物など、腎臓の負担になるものは避けましょう。
腎臓病などの予防食では、リン・ナトリウムを摂りすぎない食事が大事です。
オメガ3脂肪酸は腎臓などの炎症を抑える役割があるので、配合されたフードにも注目してみてください。
まとめ
ヨークシャーテリアがご飯食べないことで困っている方へ向けて、適切な与え方や理由をご紹介しました!
ご飯を食べなくなった理由・食べない要因から対策して、健康を守ってあげてくださいね。
- 食事量が多く、与える回数が適切でない。
- 硬さや粒サイズが食べにくい。
- もっとおいしいものがあると学習した。
- 味覚や嗅覚がヒトの食事に慣れてしまった。
- 体質・運動量に見合った食事量を与える。
- 回数を分けて空腹時間を調整し、食欲調整・嘔吐予防。
- 食べない時は15分程度で片づける習慣をつける。
- ヒトの食べ物を与えない。
犬ちゃんの習慣や体質、体型に合わせて適切な与え方をするようにしましょう♪
オメガ3脂肪酸・タンパク質・カルシウムを補うなど、食事のケアが今後の病気予防にもなります。
この機会に食事や与える時の習慣を見直すことで、犬ちゃんが今後も健康でいられますように。